2005年9月17年度産 こふなまい栽培風景
今年の17年度産米“こふなまい”の稲の栽培風景を、新潟コシヒカリ生産者の中の一人、渡辺さんと株式会社ナガイ(新潟コフナ代理店)の長井さんにご協力をしていただき撮影していただきました。播種機を使って、育苗箱を1,700枚(17枚/反)作りました。コフナを混ぜた育苗箱(30x60cm、深さ3cm程度)1枚に0.4リットル弱の種が落ちてきます。これが播種です。 次に新潟の良い水を汲み上げたシャワーを2カ所で浴び、最後にローラーで均して出来上がり。ビニールハウスに入ります。
根にストレスを与えない土壌環境をつくる第一歩として、土壌改良材「コフナMP」を散布しました。渡辺さんの田んぼは約30,000坪。(東京ドームグラウンド8個分)今年もこの田んぼから“こふなまい”「コシヒカリ」54,000kg(900俵分)の収穫を見込んでいます。天候に恵まれればよいのですが・・・。




毎年決められた日に川の取水口の水門を開けて用水路に水を流します。新潟市(旧豊栄地区)では5月初旬です。いよいよ田植えの開始です。稲を田んぼに植える前に田んぼの土に水をいれて土をまぜてどろどろにして田んぼ一面を水平にすることです。この作業を「代掻き」と言います。 田んぼにはたくさんの虫が住みついていて、田んぼに水を張るとこういった虫があわてて土から逃げ出します。しばらくすると避難する虫を捕らえるためカラスやツバメがやってきます。

登熟期(穂が熟していく時期)の昼夜の温度差が大きいほど登熟が良くなり、美味しいお米に育ちます。 コシヒカリの登熟期は8月上旬です。


今年も、無事に実りの秋を迎えることができました。籾も十分に膨らんで、さわってみるとしっかりとしたお米粒を感じる事が出来たので、稲刈りを始めました。心なしか昨年より黄金色に近づいているように思います。 稲刈りは、黄金色に色づいた稲の波をかき分けながら進んでいき、稲を刈り取りながら同時に脱穀も行います。脱穀された籾はコンバインの中に貯えられます。稲わらは、脱穀した後、カッターで切り刻まれて田んぼに敷かれます。敷かれた稲わらは来年の肥料として土に還ります。
