コフナ・ソーラー法»注意ポイント
(1)水分含有率について
土壌水分50〜60%下層まで十分に水分を与えて下さい。
■水を抜けやすい圃場の場合
古いかん水チューブをフィルムの下に入れ、適宜かん水します。
■水が抜けにくい圃場の場合
【散水方法】
■土が固まりやすい土壌の場合
散水後、トラクターが入る状態になればコフナ、堆肥を投入します。それ以外の場合は、通常通り最後に散水します。
■水が入りにくい土壌の場合
2回に分けて(3時間散水後、半日おいて再度散水)散水します。
(2)匂いについて
■どぶくさい匂いがする! 問題ありません。(水が少し多い)
■味噌の匂いがする! 問題ありません。
■匂いが全く無い! 再度、水分の調整が必要です。
(3)温度管理について
初めてコフナ・ソーラー法を行うときは、15〜20cmの深さまで計れる温度計で測定します。出来ればフィルムの端から50cmくらいの所で測定します。
(4)フィルムの被覆外周の温度対策について

フィルムの外周は水が抜けやすく、温度が上がりにくい傾向に有ります。
この場合は外周にコフナを2割程度多めに散布して下さい。
(5)コフナ・ソーラー法後の耕運について
(1)
高ウネ、東西方向のウネのハウスはコフナ・ソーラー法の後にウネを立てます。
(影が出やすい為、温度むらが大きくなります。)
平らな状態で1ヶ月間被覆します。ウネ立て後、1〜2週間被覆します。
(影が出やすい為、温度むらが大きくなります。)
平らな状態で1ヶ月間被覆します。ウネ立て後、1〜2週間被覆します。
(2)
雑草を抑えたい場合は、耕運しません。
(3)
即効性肥料を使用する場合は、処理後に肥料を投入します。
(4)
ウネ立て・元肥投入後のコフナ・ソーラー法を行う場合は、腐植原料のワラ・モミガラ等有機炭素を同時に投入します。